音楽は幼児教育にどのようなメリットがあるのかを詳しく解説
2020/12/23
テレビの子供番組などで、よく幼児向けの歌や曲が流れていますよね。最近では昔の童謡だけでなく、さまざまなジャンルの音楽が子供向けとして作られ、取り入れられているのをご存じでしょうか。
昔から音楽は情操教育に良いとされていますが、現代の子供たちはひと昔前と比べるとより多様な音楽に触れ、豊かな情緒を育んでいるように見えます。
音楽経験は、子供にとても良い影響をもたらします。今回は、こうした音楽経験が子供にとってどのようなメリットがあるのかを解説します。
音楽が幼児教育にもたらす影響
音楽経験は、子供にとって具体的にどのような影響があるのか見ていきましょう。
言語能力を高める
英語のリスニング能力を高めるために英語の歌を聴くのは効果的といわれますが、それと同様に幼児に日本語の歌をよく聴かせていると言語能力が養われます。
早いリズムの音声やメロディを繰り返し聴いて覚えることで、言語音の聞き分け能力が高くなりますよ。歌を聞き取る能力は、言語能力に深く関連しているといえます。
人間力を高める
歌詞の意味を考えたり、メロディーやテンポなどから作曲家が何を表現したいのかを考えることは、自分以外の人間の気持ちを想像し推し量る行為であり、共感性が自然と身に付きます。
また、合奏など集団での音楽経験は仲間との【協調関係】が生まれ、【コミュニケーション能力】が養われます。作品を一緒に仕上げ達成感を味わうことは、【自己肯定感】にも結び付きますよ。
音楽を幼児教育に取り入れるポイント
音楽教育は、7歳までに始めると効果的とされています。しかし、特別秀でた才能の花が咲かなくても大丈夫です。幼い頃に培った音楽経験は、その後の人生に少なからず影響を与え必ず財産となりますよ。
また、音楽は聴かせるだけでなく、親も一緒に歌ったり演奏してみるのもおすすめです。
大好きなママやパパと一緒に歌い演奏することで子供は音楽がさらに好きになり、身近に感じることができます。手遊び歌やダンスなど、アクションを加えるのも良いでしょう。
音楽で楽しく幼児教育をしよう
幼児の音楽教育は音感や音楽的センスを養うだけでなく、言語力や人間力まで高めてくれます。幼児教育として音楽を取り入れたい場合は、親が一緒に歌ってダンスをするなど親子で楽しむのがおすすめですよ。
小さい頃はとにかく楽しむことが一番の教育です。何かの能力を高めたいから音楽系の習い事をさせるという観点ではなく、音楽に楽しく接して親しんだ結果、子供に良い影響を与えているということが大切なのではないでしょうか。