幼児期からの英語学習は必要?手始めになにをすればいい??
2020/08/31
幼児期からの英語学習は必要?手始めになにをすればいい??
2020年から小学校では英語授業の必修化がスタートしました。その影響で近年では小さいころから習い事として英語を学ばせたり、幼稚園や保育園でも英語カリキュラムを組み込んだりすることが増えています。そのため、英語学習を早くからさせた方がよいのではと悩むパパやママもいるでしょう。
そこでこちらでは、手始めに自宅でもできる簡単な英語学習方法をご紹介します。
幼児期に英語学習を始めるなら
現在はパパやママが子どもだったころと違い、英語の授業開始時期や授業スタイル、受験時の活用方法が大きく違っています。そのため、不安になっている人も多いでしょう。
特に「英語には四技能が必要」といわれることも多く「英会話だけでいいの?」「やはり座学も必要?」と悩んでしまうかもしれません。
そこで、幼児期に始めるならどれからがよいのか見てみましょう。
まずは四技能のうちの「リスニング」から始める
英語の四技能は「読む・リーディング」「書く・ライティング」「聞く・リスニング」「話す・スピーキング」の四つのことです。この中で小さいうちから身につけておきたいのは「聞く力」といわれています。
なぜリスニングから始めるのかというと日本語と英語では周波数が違うため、日本人には聞き取りづらいからです。
これを補うために小さいころから英語を聞いておく方がよいといわれています。英語が聞き取れないと会話もできませんし、発音が分からず読むこともままならなくなるかもしれないからです。
英語耳は大切?
「英語耳」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。英語耳とは、日本語と違う周波数の英語を聞き取れる耳という意味です。
しかし、週1回の英会話教室通い、英語教材のCDをたまに聞いくだけでは英語耳を作れないといわれています。
英語耳になるには、英語に毎日触れられる環境作りが必要です。例えば、インターナショナルスクールに通ったり、日常的に家庭内でも英語を使ったりするような状態がそれに当たるでしょう。
しかし、多くの家庭でこのような環境を用意するのは困難です。
そこで多くの人が利用しているのが、英会話教室などに通わせるのと同時に家庭では英語のDVDやCD、ネット動画を流して楽しみながら英語に触れさせる方法となります。
幼児期に英語へ触れさせるには?
子どもが英語に触れる手段として、英会話教室への通塾が安心材料になっている人もいるでしょう。しかし、それだけでは英語が身につきません。
なぜなら、週に1、2時間程度の学習では触れる時間が圧倒的に少ないからです。
そこでこちらでは、自宅でもできる英語との触れ合いをご紹介します。
フォニックスから発音と単語を学ぶ
英語圏の幼児が英語の読み方を学ぶ際に利用している「フォニックス」をご存知でしょうか?
フォニックスとは、先生などが素早くカードをめくるのと同時に子どもたちが発音をしていくものです。
英語は日本語と違い、1音1音がはっきりと決まった発音ではありません。そのため「このときはこの発音」「この組み合わせのときはこの発音」というのを覚えていかなければならないのです。
フォニックスは、文字と発音との結びつきでだけでなくイラストも入ったものを使用して単語との関係も学習できます。そのため、発音がきれいになるだけでなくリーディングにも成果があるといわれています。
家庭で学習する場合は、ネイティブ発音のフォニックス動画を使うのがおすすめです。
英語は楽しみながら日常的に取り入れて
日本で生活をしながら英語を身につけるのは、時間がかかります。それは、大人でも子どもでも同じことでしょう。
習い事だけをさせるのもよいですが、より効果を上げるために楽しみながら親子で英語学習をすることを考えてみてもよいかもしれません。
例えば、動画を使ったフォニックス、親子一緒に英語のアニメを見てセリフを真似してみる、ネイティブCDつき絵本を利用するなどです。
子どもによって好みがあります。パパやママがよかれと思ったことも子どもにとっては苦痛なこともありますので、英語嫌いにならないように配慮しながら進めていきましょう。